被災地の現状
「避難所に行かない」という選択肢
もし明日、災害が起きたら? 「避難所へ行けば安心」 「備蓄していなくても、支援物資がもらえるから大丈夫」 そう考えている方も少なくないかもしれません。 もちろん、自宅が危険な場合には、ためらわず避難することが大切です。 ただ、自宅が安全であれば、無理に避難所へ行かず、自宅で生活を続ける「在宅避難」という選択肢もあります。 避難所はホテルでも、備蓄倉庫でもありません❗️ 多くの人が集まる場所だからこそ、 食料や水、衛生環境、プライバシーなどが十分に確保されるとは限りません。 だからこそ大切なのは、災害が起きてから避難所に頼るのではなく、「できるだけ自宅で安全に過ごせる準備」を平常時からしておくことです。 避難所に行けば安心? 避難所に届く支援物資は、地域の被災者に分配されます。 しかし、大規模災害では、避難している人全員に十分な物資が行き渡るとは限りません。 実際に東北や熊本の震災のときに、避難所で 「不公平をなくすため」という理由で家族のためにコツコツと備えてきた備蓄品を没収されることも起こっています。 そのためすぐに自分たちも物資が足りなくなるという理不尽なことになってしまうんです。 没収されない避難所だったとしても、自分が持ってきた食料や生活用品が周囲から見える状態になっていれば、 ...
被災地の空き巣・悪質業者実態
今回は被災地の空き巣・悪質解体業者から我が家を守る方法を防災士の目線でお伝えします。 被災地には窃盗犯や、悪質な解体業者が依頼のあった家からタンス預金などを持ち帰ってしまうケースもあるので、その事例もご紹介していきます。 知っておけば被害に合うことが減ると思うので、ぜひ最後まで読んでください。 余裕があれば「貴重品」と「思い出の品」の即時回収 通帳、現金、身分証などの貴重品は言うまでもなく、アルバムや位牌など、買い直しのきかないものは避難時に真っ先に持ち出します。 [1] 地域・コミュニティで守る(「目」の強化) 近所同士で声を掛け合う: 避難所から一時帰宅する際は、できるだけ近所の人と時間を合わせ、複数人で行動します。 不審な車や見慣れない人がいたら、ナンバーをメモしたり、お互いに「こんにちは」とあえて声をかけたりして「見られている(目)」と意識させます。 [1, 2] SNSに被害状況を載せない 「我が家が全壊しました」「これから避難所に行きます」という写真付きの投稿は、窃盗団に「ここは今、無人です」「侵入しやすいです」と教えているようなものなので気を付けましょう! 修理業者を装う詐欺への警戒 窃盗団の中には、作業服を着て「ボランティアです」「役所から点検に来ました」と嘘をついて敷地に堂々と入り込む者もいます。必ず身分証(職員証など)の提示を求め、怪しければその場で断りましょう。 [1, 2] 【解体業者がタンス預金を盗んだ実際の事例】 本来、解体工事や遺品整理の際に見つかった現金や貴重品は、発注者(施主)や遺族に返却する義務があります。しかし、誰も見ていない状況を悪用した以下のような悪質な事件が裁判沙汰になっています。 [1, 2] 解体中の民家から3900万円を窃盗(奈良県): 空き家の解体工事中に、作業員3人が合計約3,900万円の現金を見つけ、警察や施主に届け出ずに盗んだとして後に逮捕されました。 [1,...
被災地に潜む危険
今回の熊本地震をきっかけに、今回は被災地で頻発する主な悪徳商法・詐欺についてお伝えします。 自衛隊やボランティア活動の方々の温かい支援に感謝している隙に、親切を装った悪徳業者も近づいてきます! 1. 便乗・お助けを装った「高額修理・清掃」 液状化の汚泥回収:勝手に敷地内の泥をかき出し、後から「20万円」などと一方的に高額請求する 点検商法:「国の要請で点検している」「近くの工事ついでに無料で屋根を見る」と言って近づき、わざと瓦を壊すなどして不要な修繕契約を迫る。 [1, 2] 2. 「保険金が使える」と勧誘する修理契約 [1] 自己負担ゼロの嘘:「火災保険を使えば実質タダで直せる」と言って高額なリフォーム契約を結ばせる。 高額な手数料:実際には保険が降りなかったり、保険金の申請代行手数料として50%近くを騙し取られたりする。 [1] 3. 公的機関をかたる「義援金・募金詐欺」 役所をかたる訪問:自治体の職員や赤十字の関係者を装い、スーツや偽の名札をつけて個人の家を回り、現金で寄付や募金を募る。 給付金の事務手続き:「支援金を受け取るための手続き」として、手数料の振込や口座情報、暗証番号を聞き出そうとする。 [1] 4. 便乗商品の送りつけ(ネガティブ・オプション) 注文していない物資:頼んでもいない水や防災グッズ、食品を送りつけ、受け取ったからと高額な支払いを要求する。 家の前に新品のブルーシートが置いてあり、支給品かな?と思って使ったら、後からお金を請求されたという事例もあります! 【被災地で騙されないための3つの防衛策】 その場ですぐに契約・支払いをしない 「今すぐやらないと家が崩れる」と脅されても、絶対に即決せず、家族や周囲に相談してください。...